May 05, 2005

とあるメールへの返信

他の方にも参考になるかもと思い、そのままアップします。

はじめまして。メールをありがとうございます。 今年願書を出されるんですね。もうどこに行くかは決められたのでしょうか。 USランキングもそれほど当てにならない感じがするので、外国人にとって暮らしやすい場所など(物価等も考慮して)選ばれるとよいかと思います。

F1ビザでMLISをとり、その後OPTでインターンを経験するというのは良いアイデアだと思います。何度かこのBlogで書いているように、9.11以降の外国人の就職は、結婚してグリーンカードでも取らない限り、かなり難しくなっていると思いますが、無給のインターンなどですと、いろいろな可能性があります。美術館でデジタイズのインターンをしていた友達もいます(彼女はその後2年のファンドをもらえて、フルタイムのポジションにつくはずだったのですが、帰国してしまいました)。

年齢もこちらでは全く関係ないです。プログラムの中ではしょっちゅうグループプロジェクトがありますが、私が一番印象に残っているのが、とあるプロジェクトで次回の打ち合わせ日を決めようとしていたとき、メンバーの一人が「その日は私、だめなの。孫が生まれる予定なの」と言ったことです。
彼女はMLISのコースで学びながら、隣の公共図書館でミュージック・ライブライランとしても働いていました。その後娘さんからベビーシッターとして同じお金を払うので、仕事を辞めてほしいと頼まれ、困っていましたけど。。。

入学時の選考も社会人経験がある人は非常に有利です。応援していますので頑張ってください。
なにかわからないことがありましたら、答えられる範囲でお答えできると思いますので、コメントなり、メールなりくださいね。

ちなみに、この返信メールはこのままBlogの方にアップさせていただきますね。

今後ともよろしくお願いいたします。

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March 25, 2005

米女性図書館員がハーバード大を訴え 多くの差別受けたと

ボストン──米国の名門ハーバード大学の女性図書館員デジレー・グッドウィンさん(40)が、自分が黒人で女性だという理由で、職場で何度も差別を受けたとして、ハーバード大学を連邦地裁に訴えた。22日に始まった公判でグッドウィンさんは、差別の結果、何度も昇進を阻まれ、精神的な苦痛を被ったとして、得られなかった報酬15万ドルの支払いを求めている。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200503230011.html

この記事で興味深かったのは「グッドウィンさんが昇級できなかったのは、グッドウィンさんが希望する職種に、全米の各地から多くの応募者が殺到し、選考からもれただけ」との弁護側の主張。なるほどなあ。人種に限らず、外国人雇用の際にも「パーマネントなビザを保持していること」といった規定がJob descriptionに明記されていない場合、実際には候補者の能力以外のところで判断が下されているというのは、よくあることです。。。

記事にもあったように、ハーバードの学長の女性差別発言とか、ハーバードにテニュアを取れる女性研究者がほとんどいないとか、いろいろ取り沙汰されている時だけに、なおさら注目しています。

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August 25, 2004

何を勉強しているのか

専攻は図書館・情報学(Library and information Sciense)です。何をやるのかというと、この世に存在するあらゆる媒体を使った情報(紙、電子、ect)をいかに整理分類し、使いやすくして人に提供するか、ということを学びます。非常にプラクティカルな学問--これを学問と呼んでよいのかどうかわかりませんが--です。
コンピュータ・サイエンスに近いことをやる人もいれば、対人間のサービスをいかに向上させるかということに力点をおいて勉強する人もいます。いずれにしても、実践的な学問であり、学んだことには常に賞味期限があり、現場(図書館あるいはそれに類似する機関)で使えなければさほど意味はありません。

日本では学部に司書課程のある大学が数多くありますが、学科そのものを持っている大学というと、慶應、筑波、愛知淑徳ぐらいしか思いつきません。
アメリカの場合は、ライブラリー・スクールは大学院でのプログラムになります。アンダーグラジュエイトで特定分野での学問をおさめた人が司書資格を取るという前提で設けられているためです。私のように学部も図書館学専攻という人はあまり多くありません(いないことはないのですが)。
日本の図書館・情報学の修士課程とアメリカの大学院は、全く別物です。アメリカでのプログラムの内容は日本における学部レベルのことに相当するので、「アメリカで図書館・情報学修士」といっても、日本における価値はそれほど高くないような気がします。もし日本の修士レベルに相当することをやりたかったら、その人はPhDを目指すべきでしょう。
私の大学では36単位をとり終えると卒業できます。大体が一科目3単位なので、12コースを取ると終了です。論文はオプションであり、書く必要はありません。試験のある科目も非常に少ないです。考えようによっては比較的楽勝な留学先といえるのかも知れませんが、それは私自身が一度日本でやっていることを再度やり直しているから感じることかもしれません。

多くのアメリカ人は1年で卒業していきます。つまり、秋、春、夏、それぞれのセメスターに4つずつ授業を取るわけです。授業料は5つまでは同じ金額なので、多ければ多いほど得をするわけです。しかし、英語にハンディのある留学生の場合、4つというのはかなり厳しい(とくに私は)。学生ビザのステイタスを維持する最低単位数が9クレジットなので、私は基本的に3つずつ授業を取っていっています。夏は授業をとる必要はありませんが、私は2科目取りました。今の時点であと5科目残っています。私の場合は、ちょっと他のプログラムを追加する予定でいるため、全部終わるのは来年夏の予定です。

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